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5.3 To load policy
simplified_policyにあるポリシに手を加えるなら、変更したポリシをカーネルにロードしなければなりません。Makefileにはいくつかのターゲットがあります。
まず最初に、/etc/selinux/seedit/src/policyに移動して下さい。
- make reload
このコマンドはsimplified_policyディレクトリにある単純化ポリシをSELinuxのポリシに変更します。
(1) policy.confとfile_contextsがsepolicyディレクトリに生成されます。
(2) バイナリポリシは生成されたpolicy.confからcheckpolicyによって作成されます。
(3) バイナリポリシは/etc/seedit/policyにインストールされ、file_contextsは/etc/seedit/contexts/policyにインストールされます。そしてbase_policy/contextsの内容は/etc/seedit/contextsにインストールされます。
(4) バイナリポリシはload_policyによってロードされます。
- make relabel
make reloadコマンドが実行された後、fixfiles restoreコマンドが実行されます。
- make diffrelabel
このコマンドは非常に有用です。make relabelコマンドはすべてのファ
イルを再度ラベル付けします。そのため長い時間を要します。それに対し
て、make diffrelabelコマンドはラベルが変更されたファイルのみ
を再度ラベル付けします。ポリシをロードする時にはmake
diffrelabelコマンドを使用することを推奨します。
2005-09-01