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12 プロセス間通信のアクセス制御:allowcom

12.1 allowcom (IPC)

  1. 書式
    allowcom -ipc$\mid$-unix$\mid$-sem$\mid$-msg$\mid$-msgq$\mid$-shm$\mid$-pipe to domain [r],[w];

  2. 意味
    指定されたIPCで to domain と通信することを許可します。 to domain selfの場合は、自ドメインないの通信を意味します。 to domain として *とすると、全ドメインを指定します。 -ipcは、全種類のIPCをまとめて許可しています。
    個々のIPCを制限したい場合は、以下を使えます。
    -unix は、UNIXドメインソケットです。-semはセマフォです。-msgはメッ セージ、-msgqはメッセージキュー、 -shmは共有メモリ、 -pipeはパイ プです。

12.2 allowcom(シグナルの制限)

  1. 書式
    allowcom -sig to domain [c],[k],[s],[n],[o];
  2. 意味
    to domainに指定されたシグナルを送信することを許可します。
    cはsigchld、 kはsigkill, sはsigstop, nはsignull, o はそ の他のシグナルです。



Yuichi Nakamura 2006-12-27